短期プライムレート引き上げ

大手銀行が、優良企業向けに1年以内の短期資金を貸し出す際の基準金利である短期プライムレート(企業向け最優遇貸出金利)を6年ぶりに引き上げる方向で検討に入ったことが19日、わかった。
日本銀行ゼロ金利政策を14日に解除し、短期金利無担保コール翌日物)の誘導目標をゼロ%から年0・25%に引き上げたことなどに伴う措置。短プラの引き上げは2000年8月のゼロ金利解除後に0・125%引き上げて以来となる。
現在の短プラは年1・375%。三菱東京UFJ銀行は、引き上げ幅を0・125%か0・25%で調整し、月内にも実施する。みずほ銀行三井住友銀行も追随する方向だ。中堅・中小企業向け貸し出しの大半は短プラに連動しているため、企業にも一定の影響を与えそうだ。
また、変動金利型の住宅ローン金利は、短プラに1%上乗せした2・375%としている銀行が多く、短プラが引き上げられれば連動して上昇しそうだ。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20060719i202.htm