連結調整時の利益剰余金期首残高

利益剰余金の期首残高は利益剰余金勘定の貸方に出る筈なのに、連結修正仕訳としては、利益剰余金期首残高は必ず借方に出るのは何故ですか?



会社単体の決算書は、前年度の決算書の数字を引き継いで作りますが、連結決算書は、毎期毎期、その期のグループ各社の単体決算書を連結合算して作ります。そして、連結仕訳は、「連結グループ各社の単体決算書を単純合算した決算書」に対して修正を加えて、「連結決算書」を作る仕訳です。通常は、
グループ各社の単体決算書の利益剰余金期首残高の集計額>連結決算書の利益剰余金期首残高 となるので、連結仕訳で、利益剰余金期首残高をマイナス(借方計上)して、連結決算書の金額になるよう修正する訳です。
(子会社が、当初、連結グループに入った時点で持っていた利益剰余金は、連結決算書上、親会社の持つ子会社株式と相殺消去します。つまり、始めに子会社の個別決算書に計上されていた利益剰余金は、連結決算書上はゼロになります。そこで、連結仕訳でマイナス(借方計上)します。2年目以降の、子会社の単体決算書上の利益剰余金は、始めの利益剰余金を引継いだものなので、毎期毎期、連結の開始仕訳で、その分をマイナスします。)

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1410691294